6カ国8人の生活 その8
6カ国8人の生活は書いていくうちに色々思い出してきました。まだまだ続きます。

昨日、不動産屋にちょっと触れたら、当時抱いていた彼へのマイナスの感情が色々と出てきた。あ〜、あんな人にはもう会いたくない、と思うほど、嫌な人だったなぁ。

最初に嫌だなぁ、と思ったのは、例のイタリア人失踪の時だった。彼女がいなくなって、慌てて我が家にやってきた彼(名前は当の昔に忘れました。良かった、忘れてて)は、リビングにいた私達に対して、大学の卒業証明書をこれ見よがしに見せた。法学部のだった。そして、「もし逃げたとしても必ず見つける。自分にはそういうことが出来るんだ、これを見よ」、みたいな事を自慢げに話した。

なぜ、わざわざ卒業証明書を見せたのかは全く分からないのだが、おそらく、自分は法学の知識を持ってるんだぞ、みたいな事を言いたかったんじゃないかな、と皆で話した。別に逃げも隠れもするつもりのなかった私達は、「はぁ?」という感じだったし、実際に法学部を卒業しても司法試験なんかに受かってなければ、弁護士とかの資格はないし、もし、万が一何か取っていたら卒業証明書じゃなくてその資格の合格証明書を持ってくるはずだから、逆に自分は卒業はしたけどプロの法律家にはなれませんでしたって言ってるようなもんじゃんねぇ、と笑いものにしてしまった。それぐらい、私達が嫌悪感を抱くような嫌味な言い方をしていた。

イギリスでは、9月半ば過ぎから雨量が増える。

ある日、雨がたくさん降ったときに私の部屋(屋根裏)で雨漏りがした。翌日、不動産屋に電話して、至急直してくれるように依頼した。

梨のつぶてだった。

一週間ぐらいして、また雨が降った。また電話した。いつも修理してくれる人が休暇でいなかったと言い訳をした。

翌日、私が学校に行っている間に、誰かが来た様で、「至急直す」とのメモが残っていた。

一週間経った。まだ来なかった。
日曜日、大雨が急に降ってきた。土砂降りの雨だった。外出していた私が家に帰ると、イギリス人のロブが謝ってきた。何事かと思ったら、私の部屋で雨漏りがして、その下の部屋のロブのいた部屋にまで雨が漏れてしまったので、部屋の鍵を壊して(大人数の共同生活だったため、各自の部屋の入り口に簡単な鍵を取り付けていた)中に入ったと言う。

慌てて私の部屋に行ったら、部屋の中がザァザァ降りだった。頭に来たけれど、日曜日で不動産屋は休み。

翌日、自分でもびっくりするぐらい流暢に不動産屋へ怒鳴り込みの電話をかけた。

その日の午後(!!!)、修理のおじさんが来た。

ふざけるな!そんなすぐ来れるならさっさと寄越せ!!

あ〜、思い出しただけで頭にくる。

読んでくれて、ありがとう!

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poc

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